スプレッドで選ぶMT4のEAについて

FX自動売買で使うMT4のEAにとってスプレッドは非常に重要な要素です。スプレッドとは、通貨を買う場合のレートと売る場合のレートの差額のことで、各FX会社が独自にスプレッドを設定しています。
例えば、1米ドルあたりの日本円の価格が、買う場合のレート(ASK)では109.25円、売る場合のレート(BID)では109.24円だったとします。仮に米ドルを買った瞬間にすぐに売った場合、差額の0.01円の損をしてしまうことが分かります。
この0.01円がスプレッドと呼ばれ、トレードする際にかかる費用となります。スプレッドは各FX会社で、通貨ペアによっても異なります。
例えば、米ドル/円のスプレッドが他社より安くてもユーロ/ドルのスプレッドは他社より高いといったこともよくあります。MT4のEAにおいても、できる限りスプレッドの安い通貨ペアを対象にしたEAを選ぶ方が費用が安くて済みます。

また、経済指標発表時などに、設定値以上にスプレッドが広がった場合は自動的に注文をカットするリミッターがプログラミングされているようなMT4のEAもありますので、スプレッドを意識してEAを選ぶことは大切だと言えます。