FX自動売買で使うMT4のEAを選ぶ際には、スリッページをしない約定力の強いFX会社を選ぶことをお勧めします。スリッページとは、FX会社のサーバーが脆弱なため、発注された注文をさばききれずに注文が通るのが遅れたときに発生します。
例えば、米ドル/円を109円で購入して、109.4円で売るという戦略を立てたとすると、本来なら40pipsの利益になるはずです。しかし、実際に発注をした時に注文が通らずレートが109.3円になった時に注文が確定した場合、10pipsのスリッページが発生したことになり利益は30pipsとなります。スリッページが頻繁に起こるFX会社では、積み重なると大きな費用となると言えます。
MT4のEAの中には、スリッページに関して、安全と考えられる許容値を設定しており、それ以上のスリッページが発生した場合は自動的に注文がカットされるEAもあります。EAのパラメーターでスリッページの設定項目がありますので、値動きが激しい時は特に注意し、無駄な損失を防ぐためにも納得するスリッページの許容幅を設定し、効率的にトレードをおこなうことがMT4のEAで自動売買する際に大切となります。